環境とのであいを
  「もうちょっとでトンネルができるよ」「トンネルから運河が延びてここが港になるんだ」砂場から子どもたちの楽しげな声が聞こえてきます。砂場という環境が子どもたちの活動を引き出していたのです。小動物がいればその世話や掃除の手伝いも大好きです。
  教師が掃除する姿も環境です。環境が子どもの興味、関心を引き出し、遊びや仕事への取り組みを豊かにします。楽しい園生活は子どもたちが力を合わせて遊びと仕事のある生活を作りだす中で生まれてきます。
仲間とのであいは行動の中から
  幼児の遊びはひとりひとりの遊びを大切にするところから広がってきます。たとえ衝動的な活動でも遊びを生みだす原動力になります。だんごを作っていた子が「お砂糖をちょうだい」と隣でたまたま白い砂を集めていたA君に語りかけたところがB君も含め遊びを発展させる糸口になることもあります。白い砂が砂糖に見え、そこから遊びが広がり、仲間が誕生します。ひとりひとりの遊びの中に実はお互いのイメージを広げあい遊びの内容を豊かにする手ががりの潜んでいることを大切にしたいものです。
発見や驚きの伝えあいの中で
  「僕が土を掘っていたら象の赤ちゃんがでてきたよ」「ここからはお母さん象がでてきたよ」堀りあげた石が動物にみえてきた子供たちの驚きを誘います。そこから様々な喜びを体験し、約束を守ることを知っていきます。
生活の中で人間への理解を深める
  「うさぎの当番したい人」A君が手を挙げると「Aちゃんは乱暴だからダメだ」「Aちゃんだって優しいときもあるもん」こんな話合いの中でA君はうさぎ当番に選ばれました。生活の中で子どもたちが自主的に取り組む遊びや仕事は友達関係を人間として深く理解する貴重な場となります。
文化とのであいの中で
  教師の読んだ絵本が印象的だったのでしょう。翌日子どもたちはその絵本の主人公になりきって遊び始めました。絵本や文化のであいは楽しい遊びや仕事を生み出す背景です。
みんなの声みんなの知恵
園は、社会性を培う場
  まず、子どもが歩いていける距離の園が望ましい。
次に、集団生活を通して友だちと遊んだり、学んだりして基本的な生活態度や習慣を 身に付けてほしい。また、何事も最後までやり抜く力も養ってほしいものです。学習社会に向けて、親の学習機会を増やしてほしい願いもあります。
園は、楽しい大家族
  少人数の家庭の中で、とかく王様あつかいにされがちな子どもが多いようです。
早い時期から、園育ちのわが子は、集団の中で弱い者へのいたわりや身辺の自立を見せてくれ、園生活という大家族の機能に感謝しています。自然に囲まれた園、そこでの成長が願いです。
園は、自立のスクール
  人間形成の基礎づくりをする場が園の役割であるから、園は小さな子どもの社会です。その社会、子どもたちが自主的な役割を持ちながら遊んだり、学習する場です。そして様々な体験に挑戦し、のりこえ、自分の力をつけていく場です。園を自立のスクールと呼びたいです。